切恋~trianglelover~

瑠佳の泣く声が、教室に響いて。

僕の心にも響きわたって。



もう・・・僕まで苦しくて・・・。



「きっと山本先輩は、脅されてるだけだよ。」

「・・・え・・?」



僕は昨日聞いたことをそのまま話した。



「山本先輩は、『瑠佳がどうなってもいいの?』って、脅されてたみたいだった。」


「・・・脅された・・・?」


「きっと山本先輩は、瑠佳を守るために・・・「分かった。」



瑠佳は僕が言う言葉をさえぎった。



「ありがとう・・。隼人。」

「全然!」







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