執事と秘密の恋愛
「それは、子供すぎるよ」
「え?」
子供っていうのは、あたしでもわかってる。
だけど、正也がいないなんて考えられない。
「愛美、それはわがままだよ」
わがまま…。
それもわかってる。
「愛美は、高杉さんに頑張ってほしいって、思わないの?」
「そりゃ思ってるよ」
正也には、頑張ってほしい。
正也は料理が大好きだから、心から頑張ってほしいと思う。
だけど、アメリカに行くのは…。
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