執事と秘密の恋愛



「あたし、日本に残るよ」

「愛美」

「数年したら、正也が帰ってくるんだよね。だから、それまで待つよ」

正也に会えなくなるわけじゃないもんね。

「そうだね」

「なんか、あたし気持ちが楽になった気がする」

「それは、高杉さんを縛りつけてないからじゃない。力が抜けた感じするでしょ?」

「うん」

正也を縛りつけてた力が抜けたのかもね。



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