執事と秘密の恋愛



あたしたちって、恋人同士になったの?

恥ずかしくて聞けない…。

でも、これじゃあ微妙な関係…。

「あの、あたしたちって…」

次の言葉がでない。

「あたしって、た、正也の彼女?」

高杉と言いそうになった。

「当たり前だろ」

自然に笑顔になる。

後頭部に正也の手がまわる。

あたしは高杉の顔に引き寄せられた。

そっと唇が重なる。



< 76 / 264 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop