ねえ、キミの気持ちを教えて?
翌日、学校へ行った。

いつも通りに友達と語ったりしていた。
もちろん、頭が森田だらけで集中できない。

「ねえ、ちはる~聞いてる~?」

「ご、ごめん!聞いてなかった!」

呆れたようにため息をつくのは浜みずき。
あたしのいつめんの一人。

「ちはるはさあ、好きな人とかいないの?」

「いるっちゃいるんだけど…。好きってどんな感じなの?」

みずきは恋愛経験豊富?ってか、好きな人がいないときがない。
だからみずきに相談しようかな~なんて考えていた。

「う~ん、言葉で言い表すのは難しいなあ。でも、その人のことで頭一杯になっちゃったりとか、その人と話すだけでどきどきしちゃうとかじゃないかなあ。」

ばっちり私!
森田のことあんなに嫌いだったのに…。
なんで森田なんだろう。私は森田のことあんなに…。

「ねえ、以前超嫌いだったひとでもそうなの?」

「そんな前のことは関係ないとおもうよ!ちはるが好きって思うなら好きなんだよ!」

ちょっと投げやりだった気もするけど…私は森田が好き。
この気持ちはホンモノなんだっていう実感が持てた。

「ありがとう、みずき。がんばってみるね。」

「結果報告よろしく~~!!」

私は、にこっと頷いた。
みずきに相談してよかった。
本当言葉にはあんまりしないけど、感謝してるよ。みずき。

ありがとう。

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