恋の瞳
「圭、帰って」

「お前こそ、家に帰れよ」

「圭には関係ないでしょ!ここは、アタシの家なの」

そう言ってやっと、帰ってくれた

今日始めて圭をウザイって思った

圭が帰っても、駿兄はなにも話さなくて

そんな駿兄を怖く感じた。

「お兄ちゃん、アタシ寝るから」

「おいっまてよ!瞳、大丈夫か」

「大丈夫なわけないじゃん。怖かったんだからね」

泣きそうなのをこらえて、駿兄を見た

「そんなにあいつが怖かったの?」

「違うよ!お兄ちゃんが怖かったの。なにもしゃべんないし」





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