恋したその日・・・
「雪、雪がやられてるのは、坂下のせいなんだよ?
坂下が、ちゃんと女子に言えば、こんな事にはならなかったのに」

「でも…
みんなただ、和君が好きなだけなんだよ!
わたしだって、そうしたかもしれないから……」

「雪が言わないなら、あたしが言うから」

「!!!!」

「雪、そんなん言ってるから、女子にこんな事されるんだよ!
今、言わないと絶対、酷くなるに決まってるのに、なんで、なんで女子のかばうの?あんな奴ら、かばう必要もないじゃん!」

「わたし、春にそんなに言われたの、初めて
わたし、和君に言うよ」

「じゃあ、今から坂下呼んで来るから、雪、そこにいてね?」

春は、和君を呼びに屋上を後にする

やっぱり、和君に言わないとダメか……

和君怒るだろうな…



しばらくして、春は和君を連れて戻ってくる





「雪?どうしたの?」

やっぱり、分かっちゃうんだ……

「ちょっと、色々とあって…」

春が優しく
「雪、自分で言える?」

思い出しただけでも、泣きそうになったけど、我慢した

だけど、自分で言える状態ではなかったから、だから、首を横にふった

「雪はね、坂下と付き合いだしてから大抵の女子からイジメを受けてるの、雪はねあたしにも黙ってたの、坂下にも言いたくないって、なんで気づいてあげなかったの?
彼女でしょ!?お願いだからこれ以上雪を傷つけないで」

春は泣きながら和くんに頼んでいる

その話を聞いた和くんは屋上から出ていった


















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