恋したその日・・・
クラスに戻ると
「小早川さんちょっといい?」
っと同じ同じクラスの女子4~5人の人が呼ぶ
(まただよ、女子って同じ事しか言えないのかな?)

彼女たちは返事も聞かず勝手に歩いて行く
(絶対に来いってか)
彼女たちは私をトイレに連れて行った
「坂下君に行ってくれた?」

「何をですか?」

「しらばっくれんじゃないよ!!」
〈バシッ〉
(痛~い)
「私は、絶対に和君とは別れないんだから!!」

「坂下君の事和君ですって~~!」

「いいじゃない、和君の事なんて呼ぼうが」

「あんた絶対に許さないんだから! 覚えときなさいよ!」
「あんた、ブスのくせに生意気!!」
「ホントホント」
彼女たちはブツブツ言いながらトイレから出て行った
女子の嫉妬でここまでされたのは初めてだ
叩かれただけで良かったけど、鏡を見たら和君にはばれてしまいそうなくらい赤くなって腫れている
(和君になんて言い訳しよう?)
私は考えていながらトイレを出ると、今一番会いたくない人に会う
「雪、どうした? 顔腫れるじゃねえか!」
(うわ~ もうばれたよ)
「うん、ちょっとね・・・」

「雪、とりあえず保健室に行こう」

「大丈夫、大丈夫だから・・・」
私は、とっさに作り笑いをしたけども、目には自分でも分かるくらい涙がたまっている
(私って、こんなに弱かったんだ・・)
正直彼女たちの気持ちはわかる
でも和君に言ってしまうわけにはいかない言ってしまうと
和君の事だから、私にばれないように彼女たちに仕返しするだろう
「雪、本当に大丈夫か?」
和君が私に触ろうとした時、私は和君の手を振り払ってしまい、和君はビックリしている
「あっ・・ごめん そんなに嫌がるとは思わなくて・・」

「ごめん やっぱり保健室に行ってくるよ」

「俺もついて行く!!」

「今は、1人で行きたいから」

「そうか」

保健室で寝ている時はじこけんをにおそわれた
(あぁ~ やっちゃったよ 和君ビックリしてたな~)
さっきはとっさに和君の手を、振り払ったしまったんだ
でも、和君は嫌われたと思ってるはずだ
(和君は、あれでも傷つきやすいからな)
〈ガラガラ・・・〉
「雪、大丈夫か?」
和君はやっぱり、さっきの事を気にしているみたいで、保健室の中にはいるものの、私の顔を見に来ない いつもの和君なら、真っ先に、私の顔を見に来るのに、来ないなんて寂しい
でも、その原因を作ったのは私だ
「大丈夫だよ 和君さっきはごめんね」

「雪、やっぱりなんかあっただろう?」

「何もないよ 気にしすぎだよ」

「でも、さっき顔腫れてただろ?」

「ちょっと、トイレで滑って、壁にぶつけちゃって」

「そうか、その言葉信じていいんだな?」

「いいよ 私が嘘つくように見える?」

「俺、雪の事信じてるからな」




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