思い出のきみ
玄関を開けると、沙依の笑顔があった。


風間の結婚式に呼ばれた時の写真だ。

沙依は、誰もが振り向くほど美しいのに、写真を撮られるのを嫌がる。


だけど、日に日に沙依との思い出が薄くなっていく事が寂しかった。
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