思い出のきみ
オレは、沙依を抱き締めようとしたが、抱き締められなかった。
手が沙依の体をすり抜けた。
「もう、行かないと」
「何処に?」
「じゃあね。修ちゃん。私は、もう修ちゃんの事は愛してないから。」
「え!?」
手が沙依の体をすり抜けた。
「もう、行かないと」
「何処に?」
「じゃあね。修ちゃん。私は、もう修ちゃんの事は愛してないから。」
「え!?」