もう一度…逢いたい。
あぁあ!!
私は自分のことを責めた。
いつからか私が啓を殺したんだ。
と思うようになった。
私さえいなければ、私なんか死んじゃえばいいんだ。
そうも思った。
「ちゃんと人の話を聴いて?」
お母さんは優しく言った。
「あのね、啓くんはね、あんたのために死んだ。
そう私は言ったわね。」
何か違うの?
「いいえ。本当よ。
だけど啓くんは―――」
何を今更言うのだろう?
「―――ヤンキーだったのよ―――」