大好きな君へ
第1章



「…知ってる?」


そう言って、少し悲しそうな顔をして話すのはあたしの親友


古谷 心(フルタニ ココロ)



「何がー?」


そう尋ねれば、もっと悲しい顔をする心



「美香にとってあんまりいい話じゃない…」



そう言う心の声と顔は、あたしを心配していた


だけど、好奇心旺盛なあたしは聞きたくてしょうがなくて


「良いから教えて!」


と言って教えてもらうことにした










「………優雅が引っ越すらしいよ…」





< 1 / 25 >

この作品をシェア

pagetop