*片思い*



クレープを片手にゲーセンへ向かった。




にしても・・・・・・このクレープおいしいぃーーー。


うはぁ~。幸せだし。



「ぷっ!!お前なに、その超幸せって顔!!」


悠に笑われた。


だって本当に幸せだし・・・。


ちらって横目で悠を見たらもうクレープなんて食べ終わっていて、腕まくりをしている。


「さぁ~て、何を取ってやろうかなぁ~♪」


「あはっ!」


「な・・・なんだよ・・・」


「だっ・・・だって・・・」


「はっきり言えよぉ・・・」


「悠ったらなんか・・・っ・・・泥棒さんみたいなんだもん・・・あはっ(笑)」


「は・・・」


もうお腹痛いし・・・。


「お前笑いすぎ!!!!」


そう言って悠に頭をチョップされた。


あー。


今日は最高にいい日かも(笑)。




そう思いながらUFOキャッチャーのところを見たときだった。


最高にいい日が、最高に嫌な日に変わった。





あたしの目の前には、楽しそうに笑いながら話してる、優也と郁ちゃんがいた。





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