*片思い*
「いい加減泣き止めって…」
だって、涙が止まんないんだもん…。
これ嬉し泣きかな?
何か口は笑ってるんだけど…
「お前泣くか、笑うかどっちかにしろっ!」
あ、優也も気づいてた(笑)
「ぇへへっ…」
「何笑ってんだっ」
優也にチョップされた。
だって優也が泣くか笑うかどっちかにしろって言ったんじゃん!
優也をジーっと見てるとYシャツの袖が切れてたり、腕とかに真新しいかすり傷とかが多いのに気づいた。
「優也ぁ…」
「なんだっ」
もしかして、もしかして、勘違いかもしれないけど…あたしのこと凄い必死に捜してくれた?
ねぇ…優也……。
「早く言えっ!」
そう言ってあたしのほっぺをつまんだ。
ダメだょ…
涙出てくるょ…
「あ…ありがと…っ!」
きっと優也はあたしが泣きそうなことに気づいてると思う。
「おぅっ」
そう言ってあたしの頭をポンポンッてやってくれた。
やっぱり、優也大好きぃ…。