*片思い*

「あたしさ…この前悠とゲーセンに行ったんだょ。そしたらそこにあたしの好きな人がいてね?」


南チャンはあたしに好きな人がいることを知っている。


誰かは知らないけどね…


「しかも彼女と一緒だったの…」


「あらー!そりゃショックだねぇ…」


「ん、ショックだった…。…そんでね、悠がいきなりその優…あ、あたしの好きな人にねゲームで勝負しようって持ちかけて、相手もやる気満々だし、負けた方がキスを相手に見せるとか条件つけちゃってるしさ……」


「んで悠が負けたの?」


「ううん。勝った。」


「ぁへー!やるじゃん!!悠もっ」


「やるじゃんじゃないよっ!!あたしの好きな人は彼女とチュウだよ!?あたしが耐えられると思う!?」


「耐えられ…なかった…の?」


南チャンがあたしの顔を覗きながら聞く。


「うん。その場から走って逃げた…」


「あはっ(笑)さすが山本っ!!そんで?」


「知らないとこまで行っちゃってね」


「あはー!!お前バカ!?ぅははっ(笑)腹痛っ!!」


いくらなんでも南チャン笑い過ぎだしっ!!!!



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