*片思い*
* * *
「いったぁーーいっ!!!!」
優也はあたしの足の傷を水で洗う。
しみるんですけどっ!!!!!!
「ちょっ…おまっ…動くなっつーの!!」
「嫌々ぁーー!!!いたぁーーいぃーっ!!!!」
違う意味で涙が出てきた。
う゛ぅ゛っ……。
「お前泣くなっつーの!!高校生だろぉ?」
苦笑しながら優也があたしに言う。
「そんなの関係なぁ~い」
「ほらっ!終わったからっ」
そう言ってあたしの頭をポンとした。
「ん、ありがと…」