*片思い*
「優也ぁー!!この書類どこに置けばいいーー?」
郁美の声で俺は我にかえる。
「俺の机の上ーー!!!」
正直……
俺はまだ……
郁ちゃんのこと……
「優也ぁ?」
「……」
郁美の顔がいきなりアップで視界に映ったので、俺は一瞬固まった。
「大丈夫?」
益々郁美の顔が俺に近づく。
ーパチッ!!
「いったぁーーーーー!!!!!!」
俺は近づいてきた郁美の顔に焦ってデコピンをした。
何ドキドキしてんだ……
俺………