*片思い*


お昼休み。


淕にそのことを言ったら


「あんた知らないの!?悠君ってめっちゃモテるんだよ!?」


「へぇ・・・嘘!?」


「本っ当!!」


「だって悠そんなこと一言も言わないよ?」


「だって・・・そりゃあね・・・ねぇ!!恭ちゃん♪」


「んう!?まぁね♪」


恭平君はパンをほおばりながら言った。


あ、何で恭平君がいるかというとね、毎日、私と淕と恭平君と優也と一緒にお昼ご飯を食べるのが日課なの。


優也には郁ちゃんがいるのに・・・って思うよね。


でも正直、郁ちゃんのところに行って欲しくない。


だって嫌だもん・・・。


想像するのだって胸が痛くなるのに、実際に見ちゃったらさ・・・・・。



「郁美?」


「えっ?」


「どうした?」


「あ、なんでもない。ねぇ、優也はどう思う?」


さっきから無口な優也に聞いてみた。


「んあ?さぁー。知らねぇー」


な・・・。なんか機嫌悪くない?


気のせいかな・・・・・?



「ところで郁美は悠君の誘いにOKしたの?」


「あー、うん。帰りどうせ暇だしね」


「へー、そうなんだぁ」


「うん♪」


久々のゲーセンにあたしの心はウキウキしてた。



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