梶山書店物語〈壱〉
「漫画の世界なんだから現実にあるわけないだろ?
奥村くんって実は乙女ちゃん?」
「………………」
店長で年上でなければ、この分からず屋を思いっきり怒鳴りたい。
まず、この人は自分には無いと思い込んでる。
「え!?何?怒っちゃった」
「怒ってませんよ。
年下でも忠告した事は真剣に受け取ってください」
「ありがとうな。
安心しろ!私なんかを好きになるってよっぽどの物好きしかいねぇから」
その物好きが目の前にいるんですよ。
少しは自分に対して敏感になって下さい。
奥村くんって実は乙女ちゃん?」
「………………」
店長で年上でなければ、この分からず屋を思いっきり怒鳴りたい。
まず、この人は自分には無いと思い込んでる。
「え!?何?怒っちゃった」
「怒ってませんよ。
年下でも忠告した事は真剣に受け取ってください」
「ありがとうな。
安心しろ!私なんかを好きになるってよっぽどの物好きしかいねぇから」
その物好きが目の前にいるんですよ。
少しは自分に対して敏感になって下さい。