梶山書店物語〈壱〉
「奢りますよ」
奢りは魅力的だが愛想振るのに限界ってのもある。
「じゃあ、次回お願いします」
納得言ってないのか、なかなかレジから離れようとしない。
「すみません、お客さん閉店時間です」
こことばかりに救世主のように現れる奥村くん。
客も奥村くんには素直に聞いて帰って行った。
「いや、助かった」
「前に言いましたよね。
お忘れですか?」
ほいほい知らない人に着いていくなって話。
「怒んなって」
奢りは魅力的だが愛想振るのに限界ってのもある。
「じゃあ、次回お願いします」
納得言ってないのか、なかなかレジから離れようとしない。
「すみません、お客さん閉店時間です」
こことばかりに救世主のように現れる奥村くん。
客も奥村くんには素直に聞いて帰って行った。
「いや、助かった」
「前に言いましたよね。
お忘れですか?」
ほいほい知らない人に着いていくなって話。
「怒んなって」