梶山書店物語〈壱〉
奥村くんは本当に母親みたいに小言が煩くてしょうがないよ。
「今回は、奥村くんの注意を守って断ったんだから褒めて欲しいぐらいだよ」
「普段から断ってれば、こんな事にならないんですよ」
「いや、だって断るのも勇気がいるもんよ」
いい大人だけど不快な想いをさせずに断るって難しいもんよ?曖昧に濁してたら隣に聞いてた奥村くんが怒っちゃって。
本気で行きたいなんて思ってるわけじゃないんだけど何を思ったか奥村くんは勘違いしてる。
「今回は、奥村くんの注意を守って断ったんだから褒めて欲しいぐらいだよ」
「普段から断ってれば、こんな事にならないんですよ」
「いや、だって断るのも勇気がいるもんよ」
いい大人だけど不快な想いをさせずに断るって難しいもんよ?曖昧に濁してたら隣に聞いてた奥村くんが怒っちゃって。
本気で行きたいなんて思ってるわけじゃないんだけど何を思ったか奥村くんは勘違いしてる。