梶山書店物語〈壱〉
「早かったんだね」

「ああ、バカと一緒だと聞いたからな」

「田中くん、こいつと別れろ」

家の事も済まして暇だ。と感じた時に田中くんから電話がかかってきた。

夜は空いてるから呑みに行かないかって誘いに間も開けずに飛び付いた。

田中くんと仕事以外で呑みは久々だと思ったら野生の勘か知らんが大滝から電話がかかってきたらしい。

大滝は、私たち本屋の取次営業してくれている。



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