梶山書店物語〈壱〉
「悪ノリでも何でも無いですよ。俺は、ずっと言ってたのに店長が本気に取らないから」

「あの馬鹿げた発言をか!」

ほら、普通ならキスしたら少しは意識してくれてもいいのに何事も無かったかのように普通に接してくる。

「どうしたら本気になってくれますか?」

「いやいや、奥村くん落ち着こう。今、仕事中だからね」

「最中がやってくれてます」

あいつなら理解してくれそうだし事務所に入ってこない。

「そう言う問題じゃないよ!」



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