梶山書店物語〈壱〉
「いいか?お前の気持ちは一過性のものに過ぎないんだよ。
これから色んな事を学び色んな事を見る。
その時に一過性のものだったと気づく時が来る」

珍しく真面目に人の瞳を見て話と思ったら教師とかが言う台詞。

「残念ですが、諦めさせようとしてますけど一過性じゃないんですよ」

俺だって考えた。
気の迷いかと思ったけど、あんたしか興味が無いみたいだ。

「今は意固地になってるだけで冷静になってみ?」

「俺は、いたって冷静です」

「まぁ…、確かに」



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