梶山書店物語〈壱〉
「いい加減、怒られますよ。
俺も探すんで手を動かして下さい」
自分のコミック担当の注文書は、ちゃんと目を通すのに何処か抜けてるんだよな。
「奥村くんは優しいな」
「自分の注文書が欲しいだけです」
「何なの、この子!」
前の店長よりかは客は増えてる気がする。
それに売り上げだって目標額をキープしてる。
「どうですか?文庫本の売り上げとか…」
俺の担当は、文芸書・文庫本を任せられてる。
俺も探すんで手を動かして下さい」
自分のコミック担当の注文書は、ちゃんと目を通すのに何処か抜けてるんだよな。
「奥村くんは優しいな」
「自分の注文書が欲しいだけです」
「何なの、この子!」
前の店長よりかは客は増えてる気がする。
それに売り上げだって目標額をキープしてる。
「どうですか?文庫本の売り上げとか…」
俺の担当は、文芸書・文庫本を任せられてる。