梶山書店物語〈壱〉
担当を持ったのも――――
「え?担当持ってないの?
何してたの?」
信じられない眼差しで俺たちを見てたっけ。
前の店長が全て発注とかしてて俺達は棚に出したりレジにいたりしてるだけだった。
楽ちゃ楽だった。
「じゃあ、君は文庫・文芸。
頬に怪我してる君は実用ね」
説明無しに担当を振り分けした。俺たちも信じられない眼差しで見てたかもしれない。
でもあの時は何も思わなかったけど今考える大変だったろうな。
店の売り上げや新刊や循環してるのか見ながら俺達の説明を1から教えてくれたんだから。
「え?担当持ってないの?
何してたの?」
信じられない眼差しで俺たちを見てたっけ。
前の店長が全て発注とかしてて俺達は棚に出したりレジにいたりしてるだけだった。
楽ちゃ楽だった。
「じゃあ、君は文庫・文芸。
頬に怪我してる君は実用ね」
説明無しに担当を振り分けした。俺たちも信じられない眼差しで見てたかもしれない。
でもあの時は何も思わなかったけど今考える大変だったろうな。
店の売り上げや新刊や循環してるのか見ながら俺達の説明を1から教えてくれたんだから。