二人の王子さま
















「お、お待たせしました!!」







大きなお皿にずらりと並べられたのは

おにぎり。




「帆香・・・お前、一体どれだけ米を炊いたのだ?」




遊馬さんが意外そうな表情でそう言った。




「え?4ごう?」


「お前、そんなに大食いなのか?」



「え!男の人ってたくさん食べるんじゃないんですか?」



「・・・だからと言って限度があるだろう・・・」

ため息をついた遊馬さんに、申し訳なくなってしまう。




「すみません・・・」



「今度料理の特訓だな」



「え?あたしが料理出来ないの知ってたんですか?」



「やはりか・・・」






「さっき何が食べたいか聞いてきた時にそうだろうと思った」















< 37 / 103 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop