二人の王子さま



はぁ・・・


どれ位時間が経ったのだろう。


チューリップがたくさん咲いている場所まで歩いて、しゃがみ込んだ。






真っ青だった空も、いつの間にか紅くなっている。



「もう、夕方なのね」



呟いてみるけど、勿論誰からの返事もなく・・・





やだな・・・




今更怖くなってくるなんて。













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