二人の王子さま

「うわぁ・・・」



なにここ。


たくさんの本棚に本がたくさん。


小さな図書館みたいだ。




・・・しかも知ってる本もある。



「気に入った本があれば読むといい」




「本当ですか!?」




そう言うと、また耳をペロリと舐められた。


「・・・っ!」



「敬語使うな」


「は、はいぃ・・・」



左耳をおさえながら本棚の前に立った。









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