みるくとりんご[短編]
だが、私は千葉が嫌いな訳ではない。


いや、関わっていないのだから、嫌いになれるはずもないけどね。


だけど、『ナルシスト』(立花)の隣の席に座ることを考えると、千葉の隣が天国のようにさえ思えてくる。




と、いうわけで、席替えの交渉はアッサリ成立。



これからしばらくの間、私は『孤独野郎』もとい、千葉龍也の隣で日々を過ごすことになったのである。




-----------------
思えばこれが、すべての始まり
< 5 / 31 >

この作品をシェア

pagetop