みるくとりんご[短編]
る
初めて君と関わって、分かったことが2つある。
君は、普通に笑える人間だってこと。
そして、私とちょっと似てるかもしれないってこと。
み【る】くとりんご
#
「やばい立花かっこいい」
「きもーい」
例のごとく早弁をしていると、希美がなんとも不愉快な発言をした。
「キモいってなにさ。まじ隣とか鼻血出そうなんだけど」
「さいあくー」
あの最悪なナルシストがカッコイイとか本当にどうかしてる。
希美は色々と気の合う友達だけれど、男の趣味はどうも理解出来ない。
「てゆーか沙織はどうなのさ。千葉君の隣とかめっちゃ暇そうだけど」
「え? 案外楽しいよ?」
「は? 沙織まじで千葉君と絡んでんの?」
「うん。アイツ話のわかる奴だよ」
そう。『孤独野郎』もとい千葉龍也の隣になった私は、あれから奴と思い切って話をしてみたのだ。
が、案外それで気の合う男子だということが分かった。
君は、普通に笑える人間だってこと。
そして、私とちょっと似てるかもしれないってこと。
み【る】くとりんご
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「やばい立花かっこいい」
「きもーい」
例のごとく早弁をしていると、希美がなんとも不愉快な発言をした。
「キモいってなにさ。まじ隣とか鼻血出そうなんだけど」
「さいあくー」
あの最悪なナルシストがカッコイイとか本当にどうかしてる。
希美は色々と気の合う友達だけれど、男の趣味はどうも理解出来ない。
「てゆーか沙織はどうなのさ。千葉君の隣とかめっちゃ暇そうだけど」
「え? 案外楽しいよ?」
「は? 沙織まじで千葉君と絡んでんの?」
「うん。アイツ話のわかる奴だよ」
そう。『孤独野郎』もとい千葉龍也の隣になった私は、あれから奴と思い切って話をしてみたのだ。
が、案外それで気の合う男子だということが分かった。