あたしだけの彼
入学式





今日は高校の入学式。

あたしは家から離れた高校を選び
近くのマンションで一人暮らし。

かったるい気持ちで家を出た。


周りは親と来たり友達と仲良さそうに
喋っている姿が見える。
もちろんあたしは親が来てるはずも
なく知り合いなんて居ない。

下駄箱にクラス分けの紙が貼ってあり
あたしの名前が書いてある教室に入る。


すぐに教師が入ってきた。

「おーい。体育館に移動だ。」

そう言われあたしは廊下にでる。

「ねぇ、ねぇ、名前なんて言うの?
あたし愛理。仲良くしよー」

「うちは心。よろしくね」

2人の女の子に声をかけられた。
愛理は身長が高くミルクティ色のロング。

心はアッシュのセミロング。少し小柄。

2人ともとっても可愛かった。

「あ、あたしはそら。よろしく」

「そらって呼んでいい?」

「うん。いいよ。」

「うちらも呼び捨てでいーからね」


そんな話をしながら体育館に向かった。



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