あたしだけの彼
過去




よかったー。あたしはホッと
胸を撫で下ろした。

完食してくれたあと食器を
洗いリビングでテレビを
見ながらゆっくりしていた。

「あっ!そういえばさっき
なんか言いかけてなかった?」

「あー、お前昔になんか
あった?」

えっ。あたしは思って
なかったことを言われ驚いた

「なんで...?」

「お前時々辛そうな目
してるから。言いたくない
なら無理に言わなくていい。
でも、言って楽になるなら
俺のこと頼ってほしい。」


こんな、はやく言うことに
なるとは思ってもなかった。
けど、いつかはちゃんと
言わなきゃダメだって。
ううん。ほんとは付き合う
前に言っておかなきゃ
いけなかったんだと思う


「あの...あたしの話
聞いてくれますか?」

「うん」

「話を聞いて無理だと
思ったら振って下さい」

あたしは振られる
覚悟を決め話し出した。




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