あたしだけの彼




「あたしが小さい頃両親は
離婚しました。原因は
わからなかった。物心ついた
時にはあたしは母親に
玩具として扱われていたの。
ご飯なんかろくに食べ
させてもらえず苛々すると
殴る、蹴るを繰り返し。
最初は怖くて痛くて。
でも、だんだん慣れてきて
痛みなんか感じなくなった。
あたしが家にを出るまで
ずっと終わることはなく。

中学2年の時あたしは
ほとんど家にも帰らず
友達と遊び回った。
その時グループにいた
康平と言う男に告白され
あたしは好きじゃなかった
けど、あたしを好きって
あたしを必要としてくれ
てる人が居るって思うと
嬉しくて付き合った。
付き合ったその日
あたしは体を求められた。
最初は拒んだ。だけど
無理矢理ヤられた。
ショックだった。だけど
失うのが怖かった。
いやだ。なんて、言え
なくてあたしは毎日
康平と体を交わした。

でも、あたしの友達と
康平が話しているのを
聞いてしまった。
"あいつは性欲マシーン"
そう言い笑っていた。
康平にそう言われたより
友達に裏切られていた
ことがショックだった。
そのことを知りあたしは
康平に別れを告げた。
けど、別れてくれる
こともなく殴られ
無理矢理ヤられる。
あたしが別れを口に
するとそれが繰り返される



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