あたしだけの彼


あたしは...産まれて初めて
人を...たかを愛した。
たかを失いたくない。
でも、不安ばっかり。
どうしていいかわからない。

でも、好き。好きなの。
あたしはたかが...」

あたしは泣きじゃくった。
泣きすぎてうまく呂律が
回らなく息ができない。



その瞬間あたしは暖かい
ものに包み込まれた。

「辛かったよな。1人で
寂しかったよな。
忘れるって難しいかも
しれないけど、一緒に
がんばろ?な?
俺はお前と一緒にいる。
昔のことなんか関係
ねーし、今まで辛かった分
これから楽しい毎日を
過ごせばいい。もうお前は
1人じゃない。お前が
楽しい時も辛い時も毎日
一緒に居るから。だから
もう2度と死にたい
なんて思うな。」


たか...ありがとう。

あたしの心の中にあった
闇がスゥーっと消えてった

「あたしたかの側に
いてもいいの?」

「当たり前だろ?逆に
離れたいっても一生
離してやんねーから」


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