あたしだけの彼
初めて
お風呂から上がると用意
された服は黒のTシャツのみ。
んー…これ着るの?
あたしが着ると七分袖ななり
ミニワンピースになった。
これわ、ちょっと恥ずかしい。
でも、仕方なくこれで
部屋に戻る。
たかがもう寝てますよーに。
「お風呂ありがとう」
ボソっと言うとあたしの
願いは簡単に壊れたかは
座って煙草を吸っていた。
「ふっ、エロいな。
もしかしてら誘ってんの?」
「たかが用意したんでしょ」
新しい着替えを出して
くれることもなくこの格好で
過ごす羽目になった。
あたしが髪の毛乾かしている
間にたかは夢の中だった。
たくさん寝たあたしわ眠くなく
部屋にあった漫画を読んでいた。
ふと気が付くともう昼だった。
たかはまだ夢の中。
あたしはそんな、たかの
寝顔を、見ていた。
「たか、ほんとありがとう。
たかに出会えて幸せだよ。
あたしのこと好きになって
くれてありがとう。」
あたしは大好きと言葉を
添えてそっとキスをした。
「きゃっ」
あたしはたかに引っ張られ
腕の中にいた。