あたしだけの彼
愛理も心も家族みんな仲良しみたい。
ほんとのこというと羨ましい。
親に愛されて毎日笑って。あたしは
いつから愛されることなくなったっけ?
いつから家で笑顔がら消えたっけな。
寂しいって気持ちがないって言ったら
嘘になるけどあんな家に居るくらいなら
1人の方がマシだった。
あたしは特にすることもなく少し昼寝を
して掃除したりしてると19:00になっていた。
昼ご飯食べていなかったけど、そんなに
お腹もすいていなかったから晩ご飯も食べず
お風呂に入った。
髪の毛を乾かし終えると同時にチャイムが
鳴った。
ピンポーン
あたしはドアを開けるとお菓子を
いっぱいに持った愛理と心が立っていた
思わずあたしは笑ってしまった。
すごく嬉しかった。
明日学校でも会えるのに喋りにきた
って言ってくれたことが嬉しくて
涙が出そうだった。心が落ち着いた。
「ね、愛理と心は彼氏いるの?」
「あたし居るよ~。同じクラスの
高田直樹ってやつ。中学からかな」
「うちも同じクラスの浜田哲平。
うちは中学の終わりくらいから。」
ふーん。付き合ってるんだ~
2人とも幸せそうな顔をしている。
「「で、そらは?」」
え、こわっっ。
2人ハモって聞いてきたよ。
しかも身を乗り出してまで。
「ん~、あたしは居ないよ。残念でした。」