あたしだけの彼




「そら。もう大丈夫だから。
落ち着けって」

たかに背中をトントン叩かれ
やっと落ち着いた。

「たか...喧嘩しないで」

「悪かったよ。最初は我慢
してたけど、お前のことに
なるとつい。」

「たかが無事でよかった」

傷付くとこなんか見たくないよ。

「もうかえんなきゃ」

「泊まってけば?」

「泊まりたいけど明日学校だし
着替えもなんにも持って来て
ないから今日は帰るよ」

たかが送ってくれようとしたが
お姉さんが車で送って
くれると言いお言葉に甘えた。


「わざわざすいません。」

「いいのいいの。ちょうど
コンビニ行くとこだったし」

「ありがとうございます!」

「隆弘とはいつから?」

「えっと、昨日からです」

「あ、そうなんだ付き合いたて
ホヤホヤだね。あいつのこと
よろしくね?悪ガキだけど。」

「はい!任せてください。(笑)
お姉さん、これからお世話に
なります。」

「そんな堅苦しい言い方
やめてよ。それやりさ私のこと
美樹ちゃんって呼んでー!」

「美樹ちゃん?」



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