あたしだけの彼
それからあたしたちは
1つの部屋に集まり
トランプをしたり怪談話を
したり気付けば3:00で
寝ることになり部屋に
戻った。でも、あたしは
寝付けなくベランダに行き
外を眺めていた。
「出逢わなといいけど...」
「誰に出会いたくないん?」
「あ、信さん!」
やば、誤魔化さなきゃ!
「眠れないんですか?」
「まあな」
信さんはあたしの隣に
座りタバコを吸い出した。
危機感なさすぎですよ?
バレても知りませんよ。
「信さんって今日言ってた
高校に知り合い居るん
ですか?」
「連れが行っとんねん。
なんやあっこも1.2年
合同らしいで」
そう言いタバコを吸い
終わった信さんは
おやすみと言い中に戻った
康平が学校を辞めてない
限り来てるんだよね。
高校がバレたらあたしが
住んでるとこも大体
バレてしまうんだよね。
あたしは不安が募るばかり。