愛のうた。
「言ったら、皆の笑顔壊しちゃうし、
心配掛けたくなかったから・・・」

「こんなんで俺ら沙知の事、迷惑なんて思わねーよ?
だってダチだろ?遠慮するなよ。てかなんなんだよ。あのバカ女は」


ヨウタはハルカへの怒りを木を蹴ってぶちまけていた。


「本当だよな。てかさ、ユキよくあんな事公共の場で出来たよな。
ハルカのスネに弾丸シュートは効いたな。ハルカめっちゃ泣いてたし」


え・・・??



ユキがハルカのスネに弾丸シュート??





「そうそう!あれはヤバかったって。骨折してないかな?しててもいいか(笑)
ユキが“ブッ殺す”ってハルカ蹴って~!あの目、マジだったよね。
駅員にガン見されてたよ、うちら(笑)」


ナナの言ってる事が分からない。



ユキがハルカを蹴ったの?




「そうかな??でもノゾムとヨウの言葉攻めも良かったよ♪
“お前のクラスの黒板に浮気だらけの性悪女って落書きするぞ”
って!ハルカ怯えて震えてたよ~」




ノゾムとヨウタの言葉攻め??



「で、最後にナナが“沙知の心の痛みはこんなもんじゃない!”
って泣き叫んでハルカビンタして!
もう、やじ馬だらけでさ、4人で猛ダッシュして逃げ出してきたんだよな」




4人は笑ってる。

皆、私のために??




< 112 / 272 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop