愛のうた。
「新庄尚。」 沙知side
今日は待ちに待った“新学年会”の日。

何故だか、ノゾム君がその事をバイト先の先輩に話してしまったらしく、
先輩たちも参加するらしい。

その先輩は大学生らしく、なんと私たちの高校のOBだとか!!



そして、今。
ユキ・ナナ私の3人は、ナナの家で服に悩んでる。


「う~ん、あたしはドットのワンピにしよ♪」

ナナはクローゼットからワンピースを取り出し、
自分に合わせて姿見を見る。



私は買ったばかりの水色のシャツに、ベージュのつなぎといかにもラフ(笑)


髪は耳下のハーフアップで、メイクはほんのりと。



ナナはいかにもパーティーって感じでふわふわのお団子に、つけまつげ。




「あたしはこのままでいいやぁ」

ユキはいつものスキニーパンツと黒のプリントTシャツ。


足長くて羨ましい。。。



「ダメ!!いつもクールじゃダメ!!」

「え?でもあたしこんなのしか持ってない・・・」

「今日はユキには姫系になってもらうんだから!!」



ナナはユキの服を強引に脱がせ、ピンクのチュニックを着せる。




「あたしこんなキャラじゃない・・・」

「いーのいーの。沙知、ユキの髪やって!」

「ら~じゃ~」




ユキを無理矢理ドレッサーの前に座らせ、ナナがメイク。私が髪担当に。


そして10分後。




「きゃーユキ、可愛すぎるわ!」

ナナがぴょんぴょん跳ねまわる。


「うんうん、ユキ似合ってる」



< 115 / 272 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop