愛のうた。
「お二人様ですね?7番にどうぞ」


私と尚は7番に座る。

「沙知、大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ~」


私の声とともに、ジェットコースターは動き出した。

うわ~やっぱ乗んない方が良かったかも・・・。



どんどん急上昇してゆくジェットコースター。


そして、体がふわぁと浮き上がる。





一気に急降下!!



「ぎゃあああ、やあああーーー!!」

「イエ~イ」

「うわあああ回る回る回るううう~~~」


回転が終ると、ジェットコースターは元の場所に戻った。



あー。くらくらする~><




ふらつく体を、尚が受け止める。

「沙知、大丈夫!?ごめん・・・乗んなきゃよかったよな」

「尚のせいじゃないよ・・・」


私はベンチに座る。





「はい、ジュース」

「ひゃっ」


私の頬に冷たい缶が当てられる。


プルタブを開けて、一口飲むとだいぶ体が楽になった。



「もう元気になったし、次どっか行こ~」

「おう!」
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