愛のうた。
お化け屋敷を出ると、ムーンとした空気に嫌気がさす。


「沙知、・・・泣いてるし!」

「ほ、ほんとだ・・・。
お化け、怖すぎだし!」



尚がくすくす笑う。

この笑顔にまた私の胸が鳴ってる事、
あなたは知らないでしょ??


「次、どうする?」

「コーヒーカップ!」





ーーーー

ーー














「あ~沢山乗ったね♪♪」

まるで子供に戻ったかのように私は、はしゃぎすぎてた。



「てか沙知、どんだけ楽しんだんだよ(笑)
あ、もう暗くなってきたな・・・」

尚の言うとおり、辺りは日が暮れ始めてる。



どこか寂しい。

もっと尚と居たい。



尚と居る時間は楽しすぎて・・・

あっという間で・・・。



シュンの事が唯一忘れられる、幸せの時間なのに・・・。


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