愛のうた。
「あのさ・・・俺、
沙知が好きだ」


あまりにも突然で理解出来なかった。


尚が私の事・・・好き??



その言葉の意味が分かった瞬間、
私は顔を上げる事ができなかった。



だって、私・・・。

どんな時でもシュンの事を考えてる。


尚と居る時でも。





どんな顔していいのか分からないよ。







「沙知が元彼の事、忘れられないのは分かってる。
俺も同じだったから・・・。
でも佳奈絵の話をした時、
沙知に抱きしめられて俺には沙知が必要だって分かった。

好きだ。

俺にはお前が必要だ」



「・・・尚」


尚の真剣な眼差し。

なのにシュンを思い出してしまう私。



「俺、本気だから」




私も、尚が必要だよ。


シュンはシュン。尚は尚。

全く別の人間。




まだ出逢って4カ月しか経ってない。

短い月日かもしれないけど、
私は尚を心から信用出来る。



信じられる?
信じられるよね?

絶対、信じられる。






「・・・私も・・・尚が好き・・・-。」


尚は優しく微笑んだ。




ああ、私はこの人の笑顔が好きなんだ。


見つめ合う二人。



尚の髪が私の頬にかかり、


・・・・唇が重なる。



私はこの人と一緒に歩む。信じる。

そう決意しました。


シュン、私はまた恋をしたよ・・・?





シュンは・・・幸せですか??


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