愛のうた。
「あの人、めっちゃカッコ良くない??」

「ヤバッタイプ~」


女子たちが尚を見てる。




「しょ~~~~う!!!!!」

「よ、沙知」


私は尚に飛びつく。

最近会ってなかったからとても懐かしい。



ニコニコと笑っている尚。

でも、・・・。



その目は笑っていない。



私には分かる。

きっと何かあったに違いない。



そんな時、物凄い視線を受けた。

辺りを見渡す。




・・・シュンだ。



その隣には未波ちゃんはいない。

シュンは私を見ると、
悲しそうな表情で微かに笑った。


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