愛のうた。
そして運命の昼休み。


「シュンOk?]

「おう、じゃあいくぞ」


2人は合図をすると、同時にナナとノゾム君を引っ張り出した。


「後は2人でよろしく~」

シュンがそういうと、私とシュンは教室へと戻った。


「俺、売店行ってくる」


「うん待ってるね」


私はランチルームでお弁当を開く。


その時だった。


ーーガッ!!!


誰かが私の机を思いっきり叩いた。


ビックリして慌てて上を見上げる。


すると、私を上から見下ろしているハルカがいた。


「アンタ、なんなの!?俊太郎とあんなに近づいて!!」


ハルカが私を睨む。


「えっ・・・と、私シュンの彼女だから」

「はぁ?」


早くお弁当食べたいんだけど・・・


シュンが教室に戻ってくるとハルカは急いで自分の席に座った。


「沙知、どーした?」


「ううん、何でもないよ」

2人で会話をしながらご飯を食べてると・・・




「沙知~シュン~」


ドアからナナとノゾム君がやってくる。


2人には距離が少しあって、・・・もしかして、無理だったのかな?


すると、ノゾム君が自分の腕でナナを引き寄せ、照れながらもこう言った。


「・・・俺達、付き合うことになったから」


えっ・・・、本当!?
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