愛のうた。
私はベンチにへたりつくように座る。


今までの事、
全部私を忘れるためだったの?

私の事・・・好きなの?






「沙知、ごめんー。
遅くなっちまった」


笑顔で手を振る尚。

その笑顔に動揺が隠せない。



ダメ・・・っ、
私、シュンの事忘れないと・・・


でも、・・・




「・・・どうした?」

「・・・っ
尚、・・・ごめんなさい」



「どうゆう意味?」


首を傾げる尚。


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