愛のうた。
「私、私・・・っ!」

「ちょっと待って、落ち着こう。
そこのカフェで話そう」

その瞳は哀しげだった。

これから話す内容が分かるのだろうか。



尚の背中が小さく見える。





「・・・」

二人はカフェの椅子に腰をかける。



「何があった?」

冷静で真剣な目の尚。



「私の元彼が・・・-----」

私はシュンの話をした。



尚は頷きもせず黙って聞いていた。

私はこの人を傷つけてる。



今、この瞬間にも
尚の心を破壊し続けている。



ごめん、もうボロボロだよね??


私のせいだ。

全部・・・、
私のせい。



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