愛のうた。
その時だった。
握りしめてた携帯が音を出した。
咄嗟にシュンだと判断した。
確認もせず、電話に出る。
シュンだよね、シュンだよね!?
「もしもし・・・シュン!?」
『・・・。』
応答はない。
確かに繋がってるはずなのに、無言のまま。
微かに鳴き声は聞こえた気がした。
「どうしたの・・・??
私・・・心配して」
『沙知、あたし・・・ユキ。
あのね・・・シュンが』
電話の相手はユキだった。
電話が切れた途端、頭が真っ白で。
手からするりと鞄が落ちた。
私は地面にへたりつく。
何も、分からない。分かりたくもない。
瞬きもする余裕がないほど、放心状態で。
頭に冷たいものが落ちてゆく。
雪・・・ホワイトクリスマス。
聖なる夜なんかじゃない。
私たちに、
幸せなんか来ない。
握りしめてた携帯が音を出した。
咄嗟にシュンだと判断した。
確認もせず、電話に出る。
シュンだよね、シュンだよね!?
「もしもし・・・シュン!?」
『・・・。』
応答はない。
確かに繋がってるはずなのに、無言のまま。
微かに鳴き声は聞こえた気がした。
「どうしたの・・・??
私・・・心配して」
『沙知、あたし・・・ユキ。
あのね・・・シュンが』
電話の相手はユキだった。
電話が切れた途端、頭が真っ白で。
手からするりと鞄が落ちた。
私は地面にへたりつく。
何も、分からない。分かりたくもない。
瞬きもする余裕がないほど、放心状態で。
頭に冷たいものが落ちてゆく。
雪・・・ホワイトクリスマス。
聖なる夜なんかじゃない。
私たちに、
幸せなんか来ない。