愛のうた。
「Wデート。」 沙知side
「本当~おめでとう!!」

「えへへ、ありがとう」

「ほ~らね、あたしが予想した通りにキスしたでしょ~??」

「しーっナナ、声大きいよ~」

「あ、ごめんごめん」


もう、この人にはポリシーってものがないのか!!


「あっ、そういえばね、今週の日曜空いてる??」

「うん、大丈夫だよ♪」

「それでね、ノゾムと話してたんだけど、シュンと沙知と遊園地でも行こうかなぁって」

「ゆうえんち・・・?うん、行きたい!!」

「無料で入れる券、丁度4枚持ってるから、シュンにも聞いてみて」

「OK!」


私は授業が始まると先生の目を盗み、机の下でケータイを開く。

≪ナナ&ノゾム君が今週の日曜、遊園地でWデートしよ!だって。
シュンは大丈夫??≫


「送信っと」


数分後。

≪OK-!≫

やった!シュンとデートできる♥
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